何 梓羽

  KASHIU



中国 · 四川省生まれ、東京在住。

現実と虚構のあいだに成立する「リアリティ」が、いかに構造的に生成されるのかを主題とする。

信仰、占い、労働、アルゴリズムといった反復的なシステムが、検証不可能な事象に信憑性を与え、

その過程において人々の判断や認識を形成していく構造に関心を持つ。

機械装置、運動機構、音を主な媒体とし、可動する構造体を構築している。金属グリッドを用いる

ことで内部の運作を可視化し、「運作そのもの」を経験として提示する。同時に、工業製品や拾得

物を組み合わせるブリコラージュ的な手法によって、構造の中に不安定さやズレを持続的に生じさ

せている。

観客は行為を通してそれらの構造に介入し、その過程で自身の位置や判断を調整することを求めら

れる。意味はあらかじめ与えられるものではなく、経験の展開の中で徐々に立ち上がる。



2013 国立華僑大学(泉州・中国) 学士(文学)

2016 北海道大学大学院(札幌・日本) 修士(国際広報メディア)

2024 武蔵野美術大学(東京・日本) 学士(彫刻)

2026 武蔵野美術大学大学院(東京・日本) 修士(彫刻)